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『陽気なギャングは三つ数えろ』 著:伊坂 幸太郎

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単行本や新書版は、本棚の大きさが変わるのであまり購入しないことにしている私ですが、このシリーズばかりは見逃すわけには参りません。

伊坂幸太郎 『陽気なギャングは三つ数えろ』 が刊行されています。

『陽気なギャング』シリーズといえば、伊坂幸太郎作品の中でも一風変わった爽快な泥棒サスペンスです。
正直なところ前作、前前作の内容は記憶に残っておりませんが、テンポの良い展開と個性的なキャラクターたちの掛け合いは印象深いです。

 

本第3作でも、主人公たち4人が自らの持つ特殊スキルを使って、とっても楽しそうに銀行を襲います。

彼らの様子からすると、前作からかなり時間が経過しており、少し歳をとったよう。引退も考えなければ・・・・といった会話も聞こえてくるほど。そんな彼らが、今回もひょんなことから、強盗とまったく関係のない事件に巻き込まれていき、また騒動の渦に飲まれていくことになります。

伊坂幸太郎の作品は、テーマによって毛色が違いすぎるきらいがあります。『終末のフール』のようなSFテイストでありながらひどく閉塞感のある世界観を描いたものや(個人的に糞つまらないです。)、『ゴールデンスランバー』のような、スリルと疾走感に溢れるエンターテインメントを描いたものだったり、(個人的に糞大好きです。)、『あるキング』なんかは、一人の天才を描いた寓話。

エンターテインメント色の強い作品のほうが好みの私にとっては、この『陽気なギャング』シリーズは、他の独特のもどかしさやイメージしにくい空想的な表現の多い作品とは違って、世界観を掴みやすい。

このシリーズを幼い(?)頃に読んでから伊坂幸太郎という作家を知りました。作家というのは、作風がありますから、基本的に同じテイストの作品が出来上がるものですが、伊坂幸太郎という作家の作品は先ほども言ったように作品ごとに大きく違います。

この、キャラクターの特技をく組み合わせて、一つの物語を作り上げる技術は王道ではありますが、当時の自分にとっては衝撃的でした。『ルパン三世』のような世界観が大好きなんでしょうね。

オススメ度 ☆☆☆

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