ラノベ

一言感想『ソードアート・オンライン プログレッシブ(4)』 著:川原 礫

SAOp4

 プログレッシブ(漸進的な)と銘打たれたこの作品は、本編ソードアート・オンラインを1フロアずつ進めていく長大なシリーズです。

ソードアート・オンラインとは、中高生を中心に、大ヒット中のライトノベル。

ナーヴギアと呼ばれる機器を装着することによって、オンラインゲーム世界の中にもう一人の自分をキャラクターとして作成し、空想世界を楽しむといったものです。

もちろん架空のゲーム機ですが、プレイヤーはゲーム開発者の陰謀により、ゲームの世界に閉じこめられてしまうのです。

ゲーム世界での死=現実世界での死、となってしまったデスゲーム。参加者一万人のプレイヤーの生き様を描いたこの作品は、若い世代を中心に大人気なのです。

本編は、ソードアート・オンラインの世界から既に脱出し、現行のシリーズ『アリシゼーション編』を継続しているのですが、このプログレッシブではソードアート・オンラインという100層からなるゲーム世界を一層ずつ進めていくという気の遠くなるような試みを実施しています。

現行シリーズと平行して執筆されているようですから、中々新刊がでないのですが、心待ちにしているファンは多そうです。

本編に登場しなかったエピソードやキャラクターを配し、より作り込まれた設定のなかで涙あり、恋あり、笑いあり、殺意ありの究極のエンターテインメント作品へ昇華されています。本編で作者が触れたくても触れられなかった設定がこのシリーズにはすべて詰め込まれているのでしょう。

本作は第五層。殺人ギルド、ラフィンコフィンの陰がちらつき始めるも、大手ギルドの反目を防ぐために、キリトとアスナが奮闘するストーリーです。

ライトノベルでは過去に例のない長編となりそうな気配はありますが、是が非にも書ききって頂きたいとそう思える作品です。

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