実用書

『リーダーの教科書』 著:新 将命

「個人のスキル磨き」ばかりが議論される今だからこそ、忘れてほしくないリーダーとしてのエッセンス。

いまは大変な時代だ。英語くらい話せなければカッコ悪い。仕事の専門性も高めなければならない。あふれる情報に迅速に対処する必要だってある。かくして若手ビジネスパーソンは、個人のスキル磨きに余念がない。

だが、しばし立ち止まって考えてみてほしい。
個人のスキルはもちろん大切。しかし、そのスキルを活かせるのは、しっかりと機能するチームがあってこそのこと。1人で完結する仕事などない。1人のスタープレーヤーだけでは組織は回らない。この難しい時代だからこそ、絶妙な手腕で部下のやる気を引き出し、成長を促し、方向性を示せるリーダーが必要なのだ。

 

 

「部下の成長のためにも仕事は任せたほうがいい。でも、信じたところで本当に結果が出せるとはかぎらない。これがすべて徒労に終わるのではないか?」

あなたが部下を持つ立場なら、そんな不安を覚えたことがあるはずだ。なかなか育たない部下がもどかしい。組織が思うとおりに動かない。チームに覇気がない――。
どれほど仕事がデキる人物であっても、いざ上司になったときに部下のマネジメントでつまずいてしまうケースはことのほか多い。いや、自分がデキてしまうから、かえってなぜ部下ができないのかが理解できないのかもしれない。

そのように感じたら、自分自身にこう問うてみてほしい。
「部下が育たないのではなく、自分が部下を育てていないのではないか」と。
誰にでもすぐにわかって、誰にでもすぐに簡単にできることをやって、優れたリーダーになれた人などいない。優れたリーダーは、いまのあなたがまだ実践していないことを実践し、あなたがまだ持っていない「何か」を手に入れたからこそ、個性も能力も異なる多彩な部下をリードすることができるのだ。

では、その「何か」とは?
それが、本書であなたにお伝えしたいリーダーシップの「型」だ。

 

本書は、まだ若いこれからのリーダー、すでにリーダーとして活躍している人に向けて、リーダーシップのエッセンスを1冊にまとめたものである。
著者の新将命氏は、かつてコカ・コーラ社のブランドマネジャー、ジョンソン・エンド・ジョンソン等の社長を歴任した「伝説の外資系トップ」として知られる人物。現在は経営やリーダーシップを後進に伝える伝道師として活躍しており、同氏をメンターとして慕う現役経営者も少なくない。

部下にとって、会社生活の幸せの80%以上はリーダーたる上司で決まる。リーダーとはそれほどまでに重要な存在なのだが、優れたリーダーになるうえで必要なトレーニングを適切に行っている企業は、あまり見当たらないのが実情だ。
「優れたリーダーになるために今から何をすればいいのか?」「どのようなタイプの部下にはどのように接すればいいのか?」「どうやってマネジメント能力を磨くのか?」といった疑問が、きっと本書で解けるはずだ。

ということで、充実したAmazonの紹介でした。
様々な大企業の経営者を歴任してきた新 将命(あたらし まさみ)氏が著した次世代のリーダー向けビジネス本です。

書評というのとは少し違いますが、読まされたとはいえ折角なので、内容をまとめておきます。

 

まずは、氏の経歴に触れておこうと思ったのですが、このレベルの人物でさえwikipediaには掲載されないのですね。本人の公式ページから少し引用します。

1936年東京生まれ。早稲田大学卒。
株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。

シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップ
など、グローバル・エクセレント・カンパニー6 社で社長職を3 社、副社長職を
1 社経験。2003 年から2011 年3 月まで住友商事株式会社のアドバイザリー・
ボード・メンバーを務める。「経営のプロフェッショナル」として50 年以上にわ
たり、日本、ヨーロッパ、アメリカの企業の第一線に携わり、今も尚、様々な会
社のアドバイザーや経営者のメンターを務めながら長年の経験と実績をベースに、
講演や企業研修、執筆活動を通じて国内外で「リーダー人財育成」の使命に取り
組んでいる。

 

 上記のような経歴だそうです。社長業を務めるうちに人財育成に目覚めてしまったのですね。

本作は、全三章でリーダーはどのようにあるべきか、という点が簡潔にまとめられています。
これまでのビジネスパーソン人生からエッセンスを抜き取るような形ですね。
そういう意味では、かなり有益です。
対象は、これからリーダーになる人、今リーダーになっている人でしょうか。

 
ただし、書いてある内容はやはり他のビジネス書とそれほど変わりはありません。

違うのは経験等に裏打ちされた”重み”ということになるのでしょうか。

時流に乗った軽薄な内容ではなく、ビジネスパーソンとしての普遍的な内容に終始し、一貫した内容になっているのではないかとも思います。

 
この手の書籍は理想論に終始し、実行が難しいというものが多いです。

本作品もその点は同様なのかなぁといったところ。
結局本を読んでも実行しなければ意味がないんですよね。

 ビジネス界では評価の高い書籍のようですので、部下を持つサラリーマンな方々は知っておくべき内容かと。偉い人はこういうの共通見解として会話してきますから。

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