ラノベ

一言感想『魔術士オーフェンはぐれ旅 女神未来(下)』 著:秋田 禎信

(長い日になりそうだ……)
魔王オーフェン・フィンランディは魔術学校の校長室で、目まぐるしく変化する情勢を放っておく他なかった。手を打つにも手の数が足りず、匙を投げるわけにもいかない。≪死の教主≫カーロッタ・マウセンと対面を果たすも、休戦を余儀なくされていた。混沌は極まる。キルスタンウッズの壊滅、市議会からの戦術騎士団への圧力、突然の合成人間の現出…。
「約束の地」を夢見た原大陸で、混乱に混乱が上乗せされていく。それでも、オーフェンは知っていた。あの時とは違う。もう全てを捨てられるほど身軽じゃない。絶望だって受け入れなければ、希望はない。答えは決まっている。「笑われても、何度でもやるさ」 20年にわたる長編「はぐれ旅」シリーズ。第四部、堂々の完結編!

魔術士オーフェン新章の最終巻です。

フィンランディ3姉妹のネットワークから突然現出したゴースト・マルカジット。
目的は定かではありませんが、ペイジット・パッキンガムに魔剣オーロラ・サークルを託して、魔王として世を治めさせたいのか。

戦術騎士団・魔術学校の体制はほぼ壊滅し、あとは手が出せないカーロッタとの結末を待つだけの身となったオーフェン・フィンランディ。

妻メッチェンを殺され、カーロッタ派と、魔術学校への総攻撃を目論む市長サルア・ソリュードと派遣警察。

最強のヴァンパイア・シマスを制御することに成功し、ローグタウンを占拠中のカーロッタ。

ローグタウンの潜入に成功するペイジット、マヨール、フィンランディ3姉妹。

物語が終幕します。


長い話でしたが、オリジナルシリーズのキャラクターたちと、その系譜となる次世代のキャラクターたちが歴史を繰り返していくような形で巧く絡み合い、この複雑怪奇な物語の主演を務めあげました。
やはりオーフェンは組織に属さず、奔放に思うがまま「我は放つ光の白刃!」って地人どもを吹き飛ばしている、そういうイメージが強いです。

個人的には、このシリーズは最初からしがらみに囚われたオーフェンを描いていたこともあり、違和感を覚えていました。
思わせぶりで、会話の流れが掴めないところもあり、もやっとした部分もありますが、無事完結してもらって良かったです。

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