ラノベ

一言感想『フルメタル・パニック!アナザー10』 著:大黒 尚人

『カエサル・プロジェクト』を追い、たどりついたガルナスタンの決戦で、市之瀬達哉たち新生D.O.M.S.は完膚無きまでの敗北を喫する。絶望的な状況で、荒野に取り残された達哉と菊乃は、満身創痍の“ブレイズ・レイヴン”改と“イージス・レイヴン”を駆って、決死の脱出行に挑む。その行程の中で菊乃は人を殺めることを是とする彼の様子に戸惑いを隠せなかった。その一方、辛うじてクルディスタンへの撤退に成功したクララやユースフ、そして捕らわれのアデリーナに、狂気に溺れたオルカンの新たなる魔手が迫り来る―一気呵成のSFミリタリーアクション、激闘交錯!!

オリジナル『フルメタル・パニック』の12年後の世界を描いたスピンオフ作品です。
第10作目の刊行となりました。

前巻では、ストーリーが一時中断し、過去の短編が描かれました。
本作では、架空の国ガルナスタンで瀕死の傷を負った新生D.O.M.Sメンバーのその後が描かれることになります。

撃墜され死亡したと思われていたアデリーナは、旧D.O.M.Sの捕虜として再び達哉の前に姿を現すことになります。
達哉と菊乃は、ボロボロにされたレイヴンを駆り、東のアフガニスタンへ逃げのびることができました。

ユースフはメンバーの中では唯一無傷といっていいですが、ガルナスタンの国王代理オルカンが召喚した、超巨大AS”ベヘモス”を打ち滅ぼすため3号機を駆って出ることに。
オリジナルの2作目あたりに登場したASです。
”お遊び”で登場させたようですが、かなり大きなお話になりました、とは大黒氏の談。

ともあれベヘモスを撃退したところで本作はエンディング。
戦争の後始末はまだ残っていますが、これはまた次巻です。

アフガニスタンという名前が出たところで、前作の主人公に縁のある場所ですから何かあるかなと思ったのですが、さらっと流されてしまいましたね。
オリジナルメンバーは、マオ・クルツ以外には登場させないのか、それとも一番美味しいところで登場するのか、興味は尽きません。

戦闘シーンが割りにあっさりと描かれていて若干物足りない感じも否めませんが、物語の展開が面白いので気になりません。
下村さんのサイドストーリーは最大の見せ場でした。

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