ラノベ

一言感想『フルメタル・パニック!アナザー7』 著:大黒 尚人

カルパチアの戦闘で旭を撃ち、その引き金の重さに苦悩する達哉。アデリーナやクララ、ユースフたちD.O.M.S.の仲間も、今はそんな彼を見守ることしかできない。そして最愛の弟を失った菊乃もまた、孤独の中で自身の弱さや脆さと向き合っていた。だがそんな少年たちをよそに、世界は危険な方向へと動き始めていた。中央アジアの紛争で投入された無人AS“ケントゥリア”の存在は、米ロ両大国の均衡すら揺るがそうとする。激動への予兆の中、D.O.M.S.が得た新たな力とは?不撓不屈のSFミリタリーアクション、一意専心!!

ライトノベル『フルメタル・パニック!アナザー』の第7巻が刊行されていましたが、気づいたらもう第9巻まで刊行されているんですね。かなり遅ればせながらの購入です。

本作は、賀東招二原作の『フルメタル・パニック』のスピンオフ作品で、賀東氏が原案・監修を担当し、実際の執筆は、大黒尚人氏が担当しています。
世界観はオリジナルの12年後の世界となっており、当然オリジナルキャラクターの中にも引き続き登場する人物もいます。

主人公は、オリジナルと同じ陣代高校に通う高校生・市之瀬達哉。
実家が土建屋だった達哉は、パワースレイブ(人型の重機)を扱うことには慣れていたところ、民間軍事会社のトラブルに巻き込まれ、そのまま民間軍事会社にスカウトされる形で就職してしまいました。
ヒロインは、アデリーナ。民間軍事会社D.O.M.Sの社員で、アームスレイブ(人型兵器)操縦のプロ。

本作は、戦いの世界に本格的に足を突っ込んでしまった達哉が、初めて人を手にかけてしまう苦悩を描いたシーンが描かれます。
それと同時に新型の無人ASを量産し、世界を牛耳ようとする謎の組織の活躍が開始され、陰謀の匂いを感じさせる展開がスタート。

ヒロインのアデリーナだけでなく、これまで死闘を繰り広げてきた敵・三条菊乃がD.O.M.Sの一員となり、達哉をめぐる恋愛戦争も開始されそうな気配。
なんだか読者サービスもちょくちょく出て、オリジナルの硬派な感じは少し和らいでいます。

フルメタシリーズにおいて、もっとも見所であるともいえるASの戦闘アクションシーンはなかなか面白いです。ですが、専門用語が多いので、なかなか頭に入ってこないところもありますが、ある意味でオリジナル作どおりでもあります。

ライトノベルなのですんなり読みたいという思惑はありますが、こういうのが本当に好きな人には嬉しいんでしょうね。
ASも次々と新型が開発され、各タイプの性能のASが活躍します。ロボットもの好きの読者にもたまらないサービスです。
次回から、D.O.M.Sと対抗勢力の争いも激化しそうなところで、次巻が楽しみな終わり方。

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